小児眼科

視能訓練士によるお子さんの検査

当院では小児眼科の日を設け、視能訓練士による斜視、弱視のお子さんの検査・訓練を行っています。

視能訓練士は、眼科の(特に斜視・弱視の子供さんの)検査・訓練を行う国家資格です。

曜日と時間

月、金曜の午後診と土曜の午前診です。

小児眼科の検査・訓練の時間は予約制です。
詳しくは受付まで

視能訓練の一例

視能訓練士による斜視の子供さんの訓練風景
写真は視能訓練士による斜視の子供さんの訓練風景です。シノプトフォアという器械をのぞいている女の子の右目にAの絵を、左目にBの絵を見せます。

正常の子供さんの場合、AのブランコとBのブランコを同時に認識し、かつ頭の中でこれら2つのブランコを1つにしてCのように見えます。これを立体視と呼びます。

しかし斜視の子供さんの場合、AかBのブランコどちらか1つしか認識できません。

そこで視能訓練士は斜視になっている方の絵のライトを点滅させたり、あるいは斜視になっている方の絵の角度を補正して、両眼で見るように注意を促します。

こういった訓練を繰り返すことによって、
斜視の子供さんが立体視を習得できるように指導しています。

斜視、弱視の訓練は子供さんにとって少し退屈でしんどいものです。上のブランコはほんの一例ですが、ブランコの足に2つのチューリップが見えた時、斜視の子供さんはすごく喜びます。このように、子供さんが飽きないように楽しく指導訓練しています。
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